ディーラーが絶対言わないVWグループの秘密|ランボルギーニ・ウルスの中身はアウディだった
2019年、ある男が3,000万円でランボルギーニ・ウルスを購入した。
V8エンジン、650ps、0-100km/h 3.6秒。
「これぞスーパーSUV」と満足していた。
しかし、1年後——彼は知ってしまった。
「ウルスのエンジン、アウディRS6と同じやんけ…」
RS6の価格:1,800万円。
1,200万円の差額は、何だったのか?
この記事では、ディーラーが絶対に言わないVWグループの秘密を、技術的に深掘りして暴く。
1. 衝撃の事実:3,000万円のランボと1,800万円のアウディ
💥 「同じエンジン」の真実
ランボルギーニ・ウルス:
・価格:約3,000万円
・エンジン:EA825 4.0L V8 ツインターボ
・最高出力:650ps / 6,000rpm
・最大トルク:850Nm / 2,250-4,500rpm
・0-100km/h:3.6秒(実測)
アウディRS6アバント:
・価格:約1,800万円
・エンジン:EA825 4.0L V8 ツインターボ
・最高出力:600ps / 5,700-6,400rpm
・最大トルク:800Nm / 2,050-4,500rpm
・0-100km/h:3.6秒(実測)
⚠️ 型番:どちらも「EA825」
EA825エンジン:本当に「同じ」なのか?
🔬 技術深掘り:ウルス vs RS6
共通パーツ:
・エンジンブロック:同じ(アルミ合金 A356)
・シリンダーヘッド:同じ
・クランクシャフト:同じ(鍛造スチール)
・バルブトレイン:同じ(DOHC 32バルブ)
・トランスミッション:同じ(ZF 8HP 8速AT)
異なるパーツ:
①ターボチャージャー:
・RS6:IHI製、タービンホイール径58mm
・ウルス:BorgWarner製、タービンホイール径61mm(+5%大型化)
・ブースト圧:RS6 1.8bar、ウルス2.0bar
②ピストン:
・RS6:鋳造アルミ(Mahle製)
・ウルス:鍛造アルミ(JE Pistons製、強度+30%)
③コンロッド:
・RS6:鍛造スチール(標準)
・ウルス:チタンコンロッド(重量-40%、強度+20%)
④インタークーラー:
・RS6:容量8.0L
・ウルス:容量10.5L(+31%大型化)
⑤ECU:
・RS6:Bosch MED17.1.1(Audi専用マップ)
・ウルス:Bosch MED17.1.1(Lamborghini専用マップ、レブリミット+300rpm)
結論:
「ベースは同じ、でも中身は別物」
ブロック、ヘッド、クランクは共通。でも、ターボ、ピストン、コンロッドは別物。+50psの差は、これらの強化パーツの結果。
「ランボルギーニのディーラーに行った時、『このエンジン、アウディと同じですか?』って聞いてみた。」
「営業マンは、一瞬、顔が固まった。」
「『いえ、ランボルギーニ専用にチューニングされた特別なエンジンです』って。」
「まあ、半分ホント。ターボもピストンも違うから。」
EA825エンジンは、ポルシェ主導で開発されたフォルクスワーゲン・グループ共通の4.0L V8ツインターボエンジン
搭載車種は
- アウディ: RS 6 Avant, RS 7, RS Q8など。
- ポルシェ: パナメーラ, カイエン(S, ターボ, GTSなど)。
- ランボルギーニ: ウルス。
- ベントレー: 4.0L V8モデル
ちなみにこの中で一番お手軽に乗れるのがアウディの「SQ7」または「SQ8」
(だいぶデチューンされてる507 PS)
2. ポルシェマカン vs アウディQ5:150万円の差の正体
💥 800万円のマカン、プラットフォームはQ5
| 項目 | ポルシェマカン | アウディQ5 |
|---|---|---|
| 価格 | 約800万円 | 約650万円 |
| エンジン | EA888 Gen4 | EA888 Gen4 |
| 出力 | 265ps / 400Nm | 249ps / 370Nm |
| プラットフォーム | MLB Evo | MLB Evo |
| トランスミッション | 7速PDK | 7速Sトロニック |
| 0-100km/h | 6.5秒 | 6.8秒 |
本当に「ほぼ同じ」なのか?技術的検証
🔬 マカン vs Q5:詳細比較
①サスペンション:
・構造:どちらもフロント5リンク、リアトラペゾイダルリンク
・バネレート(フロント):
Q5:28 N/mm
マカン:32 N/mm(+14%硬い)
・バネレート(リア):
Q5:26 N/mm
マカン:30 N/mm(+15%硬い)
・ダンパー:マカンはポルシェ専用チューン(減衰力+20%)
②ステアリング:
・ギア比:Q5 15.9:1、マカン14.1:1(よりクイック)
・ステアリングホイール:マカンは直径370mm(Q5は380mm、10mm小さい)
③ブレーキ:
・フロントローター:Q5 350mm、マカン360mm
・リアローター:Q5 330mm、マカン330mm(同じ)
・キャリパー:Q5 シングルピストン、マカン4ポット
④重量配分:
・Q5:前56:後44
・マカン:前54:後46(よりリア寄り)
・車重:Q5 1,880kg、マカン1,825kg(-55kg軽量)
⑤エンジンチューニング:
・ブースト圧:Q5 1.3bar、マカン1.45bar
・ECUマップ:完全別物
・出力差:+16ps、+30Nm
結論:
「プラットフォームは同じ、でも走りは別物」
硬いサスペンション、クイックなステアリング、大きいブレーキ、軽量ボディ。乗れば違いがわかる。でも、150万円の価値があるかは…微妙。
3. ゴルフGTI vs アウディS3:250万円の差の秘密
| 項目 | ゴルフGTI | アウディS3 | 差 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 約450万円 | 約700万円 | 250万円 |
| エンジン型番 | EA888 Gen4 | EA888 Gen4 | 同じ |
| 出力 | 245ps / 370Nm | 310ps / 400Nm | +65ps |
| 駆動 | FF | quattro(4WD) | – |
| 0-100km/h(実測) | 6.2秒 | 4.8秒 | -1.4秒 |
| ニュル北(推定) | 8:10 | 7:58 | -12秒 |
EA888:GTIとS3、何が違うのか?
🔬 GTI vs S3:エンジン詳細比較
共通パーツ:
・エンジンブロック:同じ(EA888 Gen4)
・シリンダーヘッド:同じ
・ピストン:同じ(鋳造アルミ)
・コンロッド:同じ(鍛造スチール)
・クランクシャフト:同じ
異なるパーツ:
①ターボチャージャー:
・GTI:IHI IS20(小型)
– タービンホイール径:46mm
– コンプレッサーホイール径:51mm
・S3:IHI IS38(大型)
– タービンホイール径:51mm(+5mm)
– コンプレッサーホイール径:57mm(+6mm)
②ブースト圧:
・GTI:最大1.2bar
・S3:最大1.5bar(+0.3bar)
③インタークーラー:
・GTI:容量5.0L
・S3:容量6.0L(+20%大型化)
④排気系:
・GTI:2.5インチ径(約63mm)
・S3:3.0インチ径(約76mm、+21%)
⑤燃料ポンプ:
・GTI:吐出量200L/h
・S3:吐出量250L/h(+25%)
⑥ECUマップ:
・ブースト圧、燃料噴射量、点火タイミング、すべて別
・レブリミット:どちらも7,000rpm(同じ)
結論:
「エンジン本体は同じ、周辺パーツで65ps差」
+5mmのターボ、+20%のインタークーラー、+0.3barのブースト。これで65ps、30Nmの差。
4. チューニングの真実:GTIをS3にする方法
Stage 1:ECUチューンのみ
🔬 Stage 1の中身を完全解説
作業内容:
・OBD-IIポートから診断機接続
・ECUのROMを読み出し
・専用ソフトでマップ書き換え
・ECUに書き戻し
・作業時間:1-2時間
変更内容(GTI Gen4の例):
①ブースト圧:
・純正:1.2bar(低回転)、1.0bar(高回転)
・Stage 1:1.6bar(低回転)、1.4bar(高回転)
・+0.4bar、+33%増
②燃料噴射量:
・純正:14.2mg/st(ストローク)
・Stage 1:17.0mg/st(+20%)
③点火タイミング:
・純正:15度BTDC(2,000rpm)
・Stage 1:18度BTDC(+3度進角)
④空燃比(λ):
・純正:λ=1.00(理論空燃比)
・Stage 1:λ=0.85(リッチ化、冷却効果)
結果:
・出力:245ps → 310-320ps
・トルク:370Nm → 440-460Nm
・0-100km/h:6.2秒 → 5.5秒(実測)
費用:10-15万円
(APR、REVO、Unitronic、Cobb Tuningなど)
実際にやった人の話:GTI Stage 1 vs S3
「俺、2017年式の中古ゴルフGTIを230万円で買った。」
「走行4万km。程度は良好。」
「チューニング会社でECUチューン。費用15万円。」
「シャシダイで測ったら、320ps、460Nm出てた。」
「総額245万円。」
「友達がS3(新車700万円、310ps)買ってた。」
「一緒にサーキット走ったら…ストレートで俺の方が速い。」
「コーナーはquattro(4WD)のS3が速いけど、ストレートは勝った。」
「友達、『えっ、GTIに負けた…』って。」
「『中身、ほぼ同じやで。ターボが5mm小さいだけ』って教えたら、顔真っ青。」
「『俺、455万円余分に払ったんか…』って。」
「今、3年乗ってるけど、トラブルゼロ。」
「燃費は5%くらい悪くなったけど、許容範囲。」
「車検も、ECUだけなら普通に通った。触媒は残してるから。」
——ゴルフGTIオーナー、Yさん(32歳)
5. 車検の真実:何が通って、何が通らないのか?
🔬 車検とチューニングの関係
✅ 車検に通る改造:
①ECUチューン:
・外から見えない
・排ガス濃度も基準内(通常)
・問題なく通る
②インタークーラー交換:
・エンジンルーム内、ボンネット閉めたら見えない
・通る
③エアフィルター交換:
・純正交換型なら問題なし
・通る
④マフラー交換(保安基準適合品):
・騒音96dB以下
・JASMA認定品など
・通る
❌ 車検に通らない改造:
①触媒除去(キャタレス):
・排ガス規制違反
・HC、NOx濃度が基準値超え
・絶対通らない(違法)
②爆音マフラー:
・騒音規制96dB超え
・ストレートパイプ、レース用マフラー
・通らない
③車高ダウンで最低地上高9cm未満:
・ローダウンしすぎ
・通らない
⚠️ 重要:
Stage 3でも、触媒を残して、保安基準適合マフラーを使えば通る。
通らないのは「触媒除去」と「爆音マフラー」。
6. リセールバリューの真実
⚠️ チューニング車のリセール、厳しい現実
新車S3 vs 中古GTI Stage 1:5年後
| 項目 | 新車S3 | 中古GTI Stage 1 |
|---|---|---|
| 購入価格 | 700万円 | 245万円(車両230万+チューン15万) |
| 5年後リセール率 | 50%(350万円) | 20%(50万円、チューニング車) |
| 実質負担額 | 350万円 | 195万円 |
| 差額 | – | 155万円安い |
チューニング車のリセールが悪い理由:
・買取店が嫌がる(保証なし、故障リスク)
・ディーラー下取り拒否
・買い手が限定される(マニアのみ)
・純正に戻しても、履歴が残る
でも、155万円の差額はデカい。
リセール悪くても、トータルではGTIの方が安い。
7. メーカーの本音
①なぜエンジンを共有するのか?
「理由は単純。金。新型エンジン開発に500億円かかる。」
「でも、10ブランドで共有すれば、1ブランド50億円。」
「年間500億円以上のコスト削減。」
②客にバレたらマズい?
「マズい。ポルシェマカン買った人が、『これQ5やん!』って気づいたら?」
「150万円返せって言われる。だから、ディーラーには『絶対言うな』って指示が出てる。」
③本当に「同じ」なの?
「ブロック、ヘッド、クランクは同じ。でも、ターボ、ピストン(一部)、ECUは違う。」
「GTIとS3?ターボが5mm違うだけ。あとはECUマップ。」
「マカンとQ5?サスペンションのバネレートが14%違う。でも、プラットフォームは同じ。」
④チューニングについて
「EA888は、めちゃくちゃ頑丈。Stage 1(310ps)なら、全然問題ない。」
「でも、ディーラーは嫌がるよ。保証切れるから。」
——VWグループ元エンジニア(匿名)
まとめ
- ウルス vs RS6:EA825 V8、ブロック同じ、ターボ・ピストン・コンロッドは別、価格差1,200万円
- マカン vs Q5:MLB Evoプラットフォーム同じ、サスペンション硬さ14%差、価格差150万円
- GTI vs S3:EA888エンジン、ターボ5mm差、ブースト圧0.3bar差、価格差250万円
- Stage 1チューン:15万円、ブースト1.6bar、310-320ps、S3並み
- 車検:ECUのみなら通る、触媒除去・爆音マフラーは通らない
- リセール:チューニング車20%、純正50%、でもトータルコストは安い
- ディーラー:「絶対言うな」指示、エンジン共有はタブー
ディーラーが絶対言わないVWグループの秘密——「ベースは同じ、でも中身は別物」
3,000万円のウルス vs 1,800万円のRS6。
エンジンブロックは同じ。でも、ターボはBorgWarner 61mm、ピストンは鍛造、コンロッドはチタン。
1,200万円の差額は、チタンコンロッドとエンブレム代。
800万円のマカン vs 650万円のQ5。
プラットフォームは同じ。でも、バネレート14%硬い、ステアリングギア比クイック、ブレーキ大きい。
150万円の差額は、ポルシェのチューニング。
700万円のS3 vs 450万円のGTI。
エンジン本体は同じ。ターボが5mm大きい、ブースト圧0.3bar高い。
中古GTI 230万円 + Stage 1で15万円 = 総額245万円、320ps。
S3より455万円安くて、10ps速い。
あなたはどちらを選ぶ?
新車S3で、ブランドの安心とquattro。
中古GTI Stage 1で、455万円の節約。
その選択が、あなたの「賢さ」を決める。

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