メルセデス Cクラス ディーゼル vs ガソリン どっち?|C200 vs C220d 徹底比較
「メルセデス Cクラス、ディーゼル(C220d)とガソリン(C200)、どっちを選べばいいの?」
結論から言います。性能面ではC220d(ディーゼル)圧勝です。
440Nmのトルク、ISGのEV的な走り出し、高速巡航の楽さ——スペックだけ見たら、ディーゼル一択。
でも、こう聞かれたらどうでしょう?
「あなたは車が好きですか?」
「運転が好きですか?」
「440Nmのトルクを楽しめますか?」
「AdBlue補充、気になりますか?」
この質問への答えで、C200とC220d、選ぶべきエンジンが変わります。
1. 結論:性能面ではディーゼル圧勝、でも…
まず、誤解のないように言っておきます。
スペック・性能・燃費・トルク——あらゆる数値で、ディーゼルが圧勝です。
C200(ガソリン)とC220d(ディーゼル)を比較すると:
- トルク: 440Nm vs 300Nm → ディーゼルが47%上
- 燃費: 16km/L vs 12km/L → ディーゼルが33%上
- 加速感: 低回転からグイグイ vs 高回転型
- 高速巡航: 1,500rpm vs 2,000rpm → ディーゼルが楽
これは事実です。議論の余地はありません。
でも、「車への向き合い方」で選ぶべきエンジンが変わる
性能が全てなら、誰もがディーゼルを選ぶべきです。
でも、実際には「車への興味度」「使い方」「価値観」によって、ガソリンを選ぶべき人もいます。
あなたはどっちのタイプ?
【Aタイプ:車好き・運転好き】
- 週末ドライブが趣味
- 高速道路で追い越し加速を楽しむ
- トルクの違いがわかる、楽しめる
- エンジンスペックに興味がある
- 年間1万km以上走る
- AdBlue補充くらい平気
→ ディーゼル一択
【Bタイプ:車は道具・トラブル嫌】
- 車は移動の道具
- 通勤・買い物メイン
- 年間5,000km以下
- 都内の街乗りオンリー
- アクセルを開けることがない
- トラブルリスク自体が嫌
- AdBlue? DPF? よくわからん
→ ガソリンもあり
2. C200 vs C220d|スペック徹底比較

まず、両車の基本スペックを比較してみましょう。
| 項目 | C200(ガソリン) | C220d(ディーゼル) |
|---|---|---|
| 価格(新車) | 約650万円 | 約710万円 |
| エンジン | 1.5L 直4ターボ | 2.0L 直4ディーゼルターボ |
| 型式 | M264 | OM654 |
| 最高出力 | 204ps/5,800-6,100rpm | 200ps/3,600rpm |
| 最大トルク | 300Nm/1,800-4,000rpm | 440Nm/1,800-2,800rpm |
| 0-100km/h加速 | 約7.3秒 | 約7.3秒 |
| WLTCモード燃費 | 約12.0km/L | 約16.3km/L |
| 100km/h巡航回転数 | 約2,000rpm | 約1,500rpm |
| ISG(48V) | 搭載 | 搭載 |
数値から見える圧倒的な差
ディーゼルの圧倒的優位性
トルク: 440Nm vs 300Nm
これは47%の差です。アクセルを踏んだ瞬間の加速感が全く違います。
燃費: 16.3km/L vs 12.0km/L
これは33%の差です。しかも燃料は軽油で安い。
巡航回転数: 1,500rpm vs 2,000rpm
高速道路100km/h巡航時、ディーゼルは500rpm低い。これが「楽さ」の差です。
なぜC200は1.5Lなのか?
ここで疑問が湧きます。「なぜC200は1.5Lで、E200は2.0Lなのか?」
メルセデスの差別化戦略
Cクラス: 1.5L M264エンジン
Eクラス: 2.0L M264エンジン
同じM264型エンジンですが、排気量でクラス間の差別化をしています。
C200の1.5Lは、正直パワー不足感があります。204ps/300Nmは、2トンのボディには少し物足りない。
一方、C220dの2.0L OM654エンジンは、本来もっとパワーが出せる設計です。
E300de(PHEVモデル)では、同じOM654エンジンで306psを発生させています。
つまり、C220dは「ガソリンと競合しないよう、性能を抑えられている」可能性があります。
3. ISGが変えたディーゼル|もはや「うるさい・振動」は過去の話
「ディーゼルはうるさい」「振動がある」——これは10年前の常識です。
ISG(48Vマイルドハイブリッド)とは?
ISG = Integrated Starter Generator
48Vマイルドハイブリッドシステム
- 電動モーターでエンジン始動 → 振動ゼロ
- 加速時に電動アシスト → トルク追加
- 回生ブレーキ → 燃費向上
- アイドリングストップからの復帰 → スムーズ
ISGが実現したこと
従来のディーゼル:
- エンジン始動時: ガラガラと大きな振動
- アイドリング: ディーゼル特有の音
- 低速走行: カラカラ音
ISG搭載ディーゼル(C220d):
- エンジン始動時: 電動モーターで始動 → 振動ゼロ
- アイドリング: 静粛性高い
- 走り出し: EV的なスムーズさ
体感:
信号待ちからの発進時、電動モーターでスーッと走り出す。まるでEV。エンジンが始動しても、その瞬間がわからないほどスムーズ。
もはや「ディーゼル=うるさい」というイメージは完全に過去のものです。
4. ディーゼルを選ぶ本当の理由|「性能」ではなく「体験」
ここで重要なことを言います。
「燃費で元を取る」という考えはやめてください。
よくある議論:
「C220dは新車で60万円高い。燃費差で元を取るには、年間○万km走る必要がある…」
こんな計算をしている時点で、メルセデスを買う層ではありません。
プリウスを買ってください。
ディーゼルを選ぶ本当の理由
理由①: 440Nmのトルクが生む加速感
アクセルを踏んだ瞬間、グイッとくる加速。
これはガソリン(300Nm)では絶対に味わえません。
高速道路での追い越し加速、アクセルを踏むだけでスーッと加速する感覚。
「運転の快感」が違います。
理由②: 高速巡航の楽さ
100km/h巡航が1,500rpm。
ガソリン(2,000rpm)より500rpm低い。
これが「静か」「振動少ない」「疲れない」に直結します。
週末の箱根ドライブ、往復300km。ディーゼルなら余裕。ガソリンだと少し疲れる。
理由③: ISGのEV的な走り出し
信号待ちからの発進、電動モーターでスーッと走り出す。
まるでEV。これは最新技術を体感できる満足感です。
理由④: 「良いエンジン」に乗ってる満足感
C200の1.5L 300Nmより、C220dの2.0L 440Nmの方が、所有満足度が高い。
「2.0Lディーゼル、440Nm」というスペックを持つ車に乗っている。
これは、車好きにとって重要な要素です。
つまり、ディーゼルは「体験」を買うもの
燃費で元を取る? 違います。
440Nmのトルク、ISGの走り出し、高速巡航の楽さ——これらの「体験」にお金を払うのです。
5. ガソリンを勧める本当の理由|トラブルリスク自体を嫌う人へ
では、ガソリンを選ぶべき人は?
ガソリンのメリットを整理する
ガソリンのメリット(よくある誤解):
- ❌ 性能が良い → ディーゼルの方が上
- ❌ 燃費が良い → ディーゼルの方が上
- ❌ 加速が良い → ディーゼルの方が上
- ❌ 静粛性 → ISGでほぼ同等
ガソリンの本当のメリット:
- ✅ トラブルリスク自体が低い
- ✅ シンプルに使える
- ✅ AdBlue・DPFの心配不要
こんな人にガソリンを勧める
パターン①: 車は道具、興味なし
こんな人:
- 車は移動の道具
- 440Nmとか300Nmとか、よくわからない
- トルクの違いを体感できない
- エンジンスペックに興味ない
なぜガソリン?
440Nmのトルク、どうせ楽しめない。
それなら、シンプルなガソリンで十分。
パターン②: 都市部、街乗り専用
こんな人:
- 都内在住
- 年間5,000km以下
- 通勤5km、週末の買い物
- 高速道路ほぼ乗らない
- アクセルを開けることがない
なぜガソリン?
都内の街乗りで、440Nmも300Nmも変わりません。
信号待ちで440Nmのトルク必要ですか?
高速乗らないなら、巡航性能も関係ない。
それなら、シンプルなガソリンで良い。
パターン③: トラブルリスク自体が嫌
こんな人:
- AdBlue? DPF? よくわからん
- 警告灯とか絶対嫌
- ディーラーに頻繁に行きたくない
- 給油だけで完結したい
なぜガソリン?
AdBlue補充(年1回)すら面倒。
DPF詰まりのリスクすら嫌。
「何も考えず乗りたい」
それなら、ガソリン一択。
パターン④: ブルメスター装着の超音質マニア
こんな人:
- ブルメスター3Dサラウンド装着(約50万円)
- 31スピーカー、1,750W出力
- 音楽を完璧に楽しみたい
- ディーゼルの微振動すら許せない
なぜガソリン?
ISGで振動は減っていますが、ガソリンの「完全な静寂」には敵わない。
音響空間としてのメルセデスを追求するなら、ガソリン。
6. ディーゼルのメンテナンス|本当に面倒なのか?
「ディーゼルは面倒」という声をよく聞きます。本当でしょうか?
ディーゼル特有のメンテナンス
| 項目 | 頻度 | 費用 |
|---|---|---|
| AdBlue補充 | 約1万kmで1回(年1回程度) | 約1,000円/回 |
| DPF再生 | 自動(高速30分以上で完了) | 無料 |
| DPF交換 | 10万km〜15万km | 約20万円 |
| 高圧燃料ポンプ | 15万km〜20万km | 約30万円 |
| インジェクター | 20万km以上 | 約8万円/本×4本 |
AdBlueって本当に面倒?
AdBlueの実態:
- 補充頻度: 約1万kmで1回(年間1.5万km走行なら年1〜2回)
- タンク容量: 約17L
- 補充場所: ディーラー、一部ガソリンスタンド
- 費用: 約1,000円/回(ディーラー)
- 切れたら: 警告灯点灯、500km後エンジン始動不可
実際のところ:
年1回、ディーラーで点検時に補充してもらえば終わり。
「面倒」と感じるかどうかは、あなた次第です。
DPF詰まりって怖い?
DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)とは?
排気ガスのススを捕集するフィルター。
DPF再生:
高速道路を30分以上走ると、自動で高温燃焼してススを除去。
問題:
街乗りオンリー(短距離)だと、DPF再生が完了せず、ススが蓄積。
5万km〜10万kmで詰まり、警告灯点灯。
交換費用: 約20万円
回避方法:
月1回、高速道路を30分以上走る。これだけ。
7. 認定中古車で買えばトラブルリスクは解決
「ディーゼルのトラブルが怖い」——この不安、認定中古車で解決します。
なぜ認定中古車なのか?
認定中古車のメリット
- メルセデス保証2年付き → DPF・AdBlue・高圧ポンプ全てカバー
- 最大100項目点検済み → 前オーナーのメンテ履歴完全把握
- 価格差が小さい → 新車より250万円安い
- 納期が早い → 新車6ヶ月待ち vs 認定中古すぐ納車
価格比較(3年落ち、走行3万km):
| 新車C220d | 約710万円 |
| 認定中古C220d | 約450万円 |
| 差額 | 約260万円 |
この差額で、DPF交換10回分以上カバーできます。
認定中古車なら「トラブル嫌だからガソリン」は不要
よくある理由:
「DPF詰まったら20万円でしょ? 怖いからガソリンにする」
認定中古車なら:
保証期間中(2年)にDPF詰まり → 無料修理
保証後に詰まっても → 新車より260万円安く買えてる
つまり、認定中古ディーゼルが最強です。
8. ユーザータイプ別診断|あなたはどっち?
診断フローチャート
Q1. あなたは車が好きですか? 運転が好きですか?
YES → Q2へ
NO → ガソリン推奨
理由: 440Nmのトルク、どうせ楽しめない。シンプルなガソリンで十分。
Q2. 年間走行距離は?
1万km以上 → Q3へ
5,000km以下 → ガソリン推奨
理由: 短距離専用なら、ディーゼルの性能を活かせない。DPF詰まりリスクもあり。
Q3. 月1回、高速道路を30分以上走れますか?
YES → Q4へ
NO → ガソリン推奨
理由: DPF再生が完了せず、詰まりリスク高い。
Q4. AdBlue補充(年1回)、気になりますか?
平気 → ディーゼル一択!
440Nmのトルク、ISGの走り出し、高速巡航の楽さを楽しんでください!
気になる → ガソリン推奨
理由: 年1回すら面倒なら、シンプルなガソリンが合ってます。
9. 具体例で見る|AさんとBさんの選択
【ケース①: 車好きAさん(40代、会社経営)】→ ディーゼル
Aさんのプロフィール:
- 週末に箱根・伊豆ドライブ
- 年間2万km走る
- 高速道路多め
- 車が趣味、エンジンスペックに興味
Aさんの本音:
「C200も試乗したけど、300Nmのトルクじゃ物足りない。」
「C220dの440Nmは、アクセル踏んだ瞬間のグイッとくる感じが最高。」
「高速で追い越す時、アクセル踏むだけでスーッと加速する。」
「AdBlue補充? 年1回やん、全然平気。」
「DPF? 毎週高速乗るから問題ない。」
Aさんの選択: C220d(認定中古、3年落ち)約450万円
【ケース②: 車興味なしBさん(30代、都内OL)】→ ガソリン
Bさんのプロフィール:
- 通勤5km(都内)
- 週末の買い物
- 年間3,000km
- 車は移動手段
- 高速道路ほぼ乗らない
Bさんの本音:
「440Nmとか300Nmとか、よくわからない。」
「街乗りで違い感じない。」
「AdBlue補充? 面倒くさい。」
「DPF? なにそれ怖い。」
「トラブルとか絶対嫌。」
「給油だけで完結したい。」
Bさんの選択: C200(認定中古、3年落ち)約400万円
10. よくある質問(FAQ)
Q1. ディーゼルは環境に悪い?
A. 最新OM654エンジンは環境性能が高い
メルセデスのOM654エンジンは、ユーロ6d基準をクリア。
NOx(窒素酸化物)排出は、AdBlue噴射で大幅削減。
CO2排出量も、ガソリンより約20%少ない。
「ディーゼル=環境に悪い」は10年前の常識です。
Q2. 将来のディーゼル規制は?
A. 2035年、欧州で内燃機関全廃(ディーゼルも)
欧州: 2035年以降、ガソリン・ディーゼル新車販売禁止
日本: 明確な規制なし(2035年、電動車100%目標)
でも、今から心配する必要ある?
2025年に3年落ちC220d購入 → 2030年まで5年乗る → 2035年の規制は関係ない
10年以上乗る予定なら、将来のリセール考慮する価値あり。
Q3. 中古で買うなら、ガソリン? ディーゼル?
A. 認定中古車なら、ディーゼル推奨
理由:
- メルセデス保証2年付き → DPF・AdBlue・高圧ポンプ全てカバー
- 前オーナーのメンテ履歴確認済み
- 価格差が小さい(新車ほど差がない)
非認定中古(一般中古)なら、ガソリン推奨
理由: 前オーナーのメンテ不明、保証なし、DPF詰まりリスク
Q4. 4WDが必要なら?
A. GLC220d 4MATICを買ってください
日本市場のCクラス:
- C200 4MATIC(ガソリン 4WD) → あり
- C220d 4MATIC(ディーゼル 4WD) → セダン/ワゴンは設定なし
- C220d 4MATIC All-Terrain(ディーゼル 4WD) → あり(車高+40mm、SUV風)
つまり:
「普通のCクラスで4WD」なら、ガソリン一択。
でも、本気で4WD必要なら、GLC220d 4MATIC(SUV)の方が合理的。
まとめ
- 性能面ではディーゼル圧勝: トルク440Nm vs 300Nm、燃費16km/L vs 12km/L
- ISGでディーゼルのデメリット消滅: 振動ゼロ、EV的な走り出し
- ディーゼルを選ぶ理由: 「体験」を買う(加速感、高速巡航、所有満足度)
- ガソリンを選ぶ理由: トラブルリスク嫌、都市部街乗り専用、車への興味薄い
- 認定中古車で解決: 保証2年、DPF・AdBlueカバー、価格260万円安
- 診断: 車好き・年間1万km以上 → ディーゼル、車は道具・短距離 → ガソリン
- C200の1.5L問題: クラス間差別化、ディーゼルは性能抑制されてる可能性
- AdBlue: 年1回補充、約1,000円、これを「面倒」と感じるかはあなた次第
- DPF: 月1回高速30分走れば詰まらない
- 将来の規制: 2035年問題、5年以内に乗り換えるなら関係ない
最後に、正直に言います。
性能・燃費・トルク・加速——あらゆる数値で、ディーゼル圧勝です。
ISGのおかげで、振動も静粛性も問題ありません。
認定中古車なら、トラブルリスクも保証でカバーできます。
でも、「車への向き合い方」で選ぶべきエンジンが変わります。
車が好きで、運転が好きで、440Nmのトルクを楽しめる人 → ディーゼル一択
車は道具で、トラブルリスク自体が嫌で、都市部の街乗り専用 → ガソリンもあり
あなたはどっちですか?

コメント